英国王室の始まり
英国の王室と言うと、みなさんどんなイメージをお持ちでしょうか。
日本の皇室とも仲の良い、世界の中でも最も親しみやすい王室、歴史と伝統のある王室というイメージがあるのではないでしょうか。
実際には、英国の王室は、日本の皇室がそうであると言われているような、万世一系の歴史を持っているわけではありません。
度重なる侵略と、国際結婚の歴史によって、いくつもの王朝が繰り返されてきました。
ブリトン人の国であったブリテン島は、ローマ人の支配を受け、やがてアングロ・サクソン人が王朝をたて、その後バイキングであるデーン人によって征服され、再びアングロ・サクソンの王が立ち…という、複雑な歴史を送ってきたのです。
英国王室の変遷
1066年になって、アングロ・サクソン人の王であったエドワードが死ぬと、フランスにノルマンディー公国を打ちたてていたノルマン人がイングランドへと進攻し、ヘイスティングスの戦いにおいてイングランド軍を打ち破り、ノルマンディー公であったギョームが、ウィリアム1世として即位し、ノルマン朝を打ちたて、征服王ウィリアムと呼ばれました。
これ以後、イングランドにはフランスの文化が多く流入し、貴族の間ではノルマンなまりのフランス語が公用語となり、英語にもフランス語の語彙が多量に見受けられるようになったのです。
このノルマン朝は1154年まで続き、英国王室のひな型を形作ったのです。