英国王室御用達

「御用達」という言葉に、私たちはどのくらいの重さを感じるでしょう。
日本でも、「皇室御用達」と掲げられたお店は、老舗の有名店であり、その品質の確かさを疑う者はいないでしょう。
英国においても、「英国王室御用達」というのは、他の店とは格の違うことを見せつける、とても価値のある看板なのです。
現在、英国において「英国王室御用達」という勅許を持っているのは約900の企業で、1100の品目に上っています。

英国御用達の歴史

英国で御用達という勅許を与えられるのは、エリザベス女王とその夫君のエジンバラ公フィリップ殿下、女王の母であるエリザベス皇太后、そしてチャールズ皇太子の4人です。
この勅許を与えられるためには、その企業は英国王室に対して3年間商品を無料で提供し、御用達委員会によってその品質を認められる必要があります。
一度御用達として認められれば、その後はほぼ永久的にその影響力を行使できますから、企業にとってはぜひとも受けたい勅許なのです。
御用達を受ける商品は、実に多彩です。
紅茶やチョコレート、宝飾品や洋服、靴などにはじまって、衛生用品、植木鉢、電化製品、文具や食器、ドッグフードなど、さまざまな商品が英国王室御用達になっています。
御用達の認定を受けたということは、その企業の製品の品質が認められたということですから、箔がつくのはもちろんのこと、今後半永久的に王室という安定した消費者を得ることができるというメリットがあるのです。